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介護分野で特定技能を受け入れるときの注意点
人材不足が深刻な介護現場にとって、特定技能は有力な選択肢です。ただし介護分野には、他の分野にはない要件や、現場ならではの配慮すべきポイントがあります。この記事では、受け入れを検討する事業者が最初に押さえるべき注意点をまとめます。
注意点1:日本語の要件が他分野より手厚い
介護は利用者とのコミュニケーションが業務の中心です。そのため特定技能(介護)では、技能試験・日本語試験に加えて、介護の現場で使う日本語の試験への合格が求められます。逆に言えば、入職する人材は「介護の言葉」をひととおり確認されて来るということ。現場では、方言や施設独自の言い回しを補ってあげる意識があるとスムーズです。
注意点2:従事できる業務・事業所の範囲を確認する
- 従事できるのは身体介護と、それに付随する支援業務が中心です
- 訪問系サービスへの従事には別途の要件が定められています。事業形態によって受け入れの可否・条件が異なるため、最初に確認が必要です
- 受け入れ人数には事業所ごとの上限(常勤介護職員の総数まで)があります
「うちのサービス類型で受け入れられるのか」は、検討の最初に確認すべきポイントです。ここを曖昧なまま採用を進めると、後戻りが大きくなります。
注意点3:利用者・ご家族への説明を用意する
外国人職員の受け入れにあたっては、利用者やご家族から不安の声が出ることもあります。「試験で介護の技能と日本語力を確認された職員であること」「指導体制があること」を、施設として説明できるようにしておきましょう。実際に働き始めてからの丁寧な仕事ぶりが、なによりの説明になってくれるはずです。
注意点4:既存職員の理解と指導体制をつくる
- 受け入れの目的・時期を事前に職員へ共有する
- 指導担当者を決め、記録の書き方・申し送りのルールを「やさしい日本語」で整える
- 夜勤への配置は、業務に慣れてから段階的に進める
介護記録や申し送りなど「書く・読む」業務は、話す・聞く以上にハードルが高いもの。定型文やふりがな付きのフォーマットを用意するだけでも、負担は大きく下がります。
注意点5:キャリアの道筋を示す
介護分野には、実務経験を積んで介護福祉士の資格を取得すれば、在留資格「介護」へ移行して長く働き続けられる道があります。採用の段階からこの見通しを示すことは、意欲の高い人材の確保と定着の両方に効きます。
※必要な試験・受け入れ要件の詳細は制度改正により変更される場合があります。最新の公表内容をあわせてご確認ください。
関連情報
→ 介護分野の特定技能 受け入れサポート
→ 外国人材に長く働いてもらうための「定着」の工夫
→ 登録支援機関の支援内容(義務的支援10項目)